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「神社」とは



日本国内に10万以上もの数があるとされる神社。あなたの住む街にも、必ずと言ってよい程あるのではないでしょうか。ここでは、「神社」とは本来どういった施設なのかを、「神社」を意味する言葉をひも解きながらご紹介します。

「神社」を意味する言葉

「神社」という字は「神の社」、つまり神を祀る場所という意味の成り立ちからできていますが、現在一般的に読まれる「じんじゃ」の読みの他に、例えば『万葉集』の中では「神社=もり」と読むケースもあります。その他にも神社を意味する言葉は多くあります。

「社(やしろ)」
「やしろ」の「や」は「弥(いや)=ますます」という意味で、「しろ」は神が占有する一定の区域を意味します。つまり、「これから先も神様だけが入ることのできる空間」という意味が込められており、『万葉集』では「神社」と同様に「社=もり」と読む記述も残されています。
「宮(みや)」
「御屋=みや」の意味が由来とされており、すでに建てられている神殿を意味します。この「宮」の字は格式の高い神社(伊勢神宮鹿島神宮など)に用いられる社号です。
「祠(ほこら)」
「秀倉(ほくら)」が語源とされている言葉で、神を祀る小規模な建造物を意味します。

この中でも最も注目すべき言葉は「やしろ」。神様だけが入ることのできる空間、つまり「人間や動物が足を踏み入れることが許されない空間」との意味が込められているからです。この「神の占有地」には誰もが入れないので、そこには自然と樹木が生い茂り「もり」となった、との説もあります。

神社発生の過程

上記の「神社」を意味する「もり」の語の発生は、神社の発生の過程を物語っているとも言えます。

元来の神社の本質とは、先述の通り「神の占有地」、つまり神霊が降臨する空間のことを指していて、人も鳥も獣も入ることを禁じられた「禁足地」であり、神だけのための聖なる空間であったのです。そしてその本質を守ることと、そこが禁足地であることを示すために、聖なる空間と俗なる空間との境に「榊(さかき)」が立てられるようになりました。この「榊」は「木」「神」の字を組み合わせた日本オリジナルの漢字(国字)であり、「境木」が由来とされています。神事に用いられる重要な樹木であり、現在でも神社の鳥居や建物などで飾られているだけでなく、家庭用の神棚などにも使用されている程です。

さらに神の空間をより良く守るために、榊で結界が作られた場所には、鳥居が建てられ、注連縄(しめなわ)が張られ、周囲には玉垣(たまがき)が巡らされるようになり、これが、現在私たちが目にすることのできる神社の形となりました。

このように「神社」とは、神が占有する聖なる空間のことですが、一般的には「神を祀るための建物や施設」を指しています。この見方は神社の社殿建築に視点を置いたものであり、もとの意味よりもこちらの解釈の方が庶民に広まっていくことになりました。また、このような常設の建築物を設けて神を祀る考え方は、大陸から伝わった仏教寺院の影響が強くかかわっていると考えられています。