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神社の祭礼の種類と内容



神社において「祭礼(祭祀)」とは非常に重要な儀式。元来「祭」の文字には、「神霊の力によって心身ともに新たな自分に生まれ変わる」の意味があり、こうした祭祀を行なうための場所が、神社なのです。ここでは、神道や神社と深いかかわりを持つ「祭」と、神道の祭祀の種類をご紹介します。

「祭」に含まれている意味

「祭礼」「祭祀」「祭典」「神祭」など、神社で行なわれるお祭りを表す言葉は多くありますが、共通して使用される字「祭」には、以下のような意味合いが含まれています。

「奉(たてまつ)る」
「奉る」とは「捧げる」の意味であり、「祭」の語源のひとつに数えられています。神に対して食事や酒などの様々な供物を捧げ、それを下ろして神と共に神事に参加した者一同で共飲共食することを通じ、神と人、そして人と人が結ばれること。この一連を「奉る」と表現しています。神に捧げた供物は「神饌(しんせん)」と呼び、神霊に捧げたあとで共飲共食することを「直会(なおらい)」と呼びます。
「まつろう」
人間にはない神霊の力に対して服従し、奉仕し、供物を捧げ、直会をすること自体を「まつろう」と表現します。これも「祭」の語源のひとつとされています。
「待つ」
「祭」の文字には、神の降臨を待ち、神託(神からのメッセージ)を頂くことを願うという意味も込められています。「祭」を通じ神託をあおぎ、日常生活に神の意志を反映させることが祭祀の主目的でもあるのです。

すなわち、「祭」の言葉には、日常的な人間の意識を一旦リセットし、その状態のもとに神の霊威を取り込むことで、身も心も新たな人間として再出発する、といった意味合いも込められているのです。祭祀に参加し生まれ変わることで新しいエネルギーが満ち、自分にとっても周囲の人々にとっても良い影響を与えることが、神祭の目的。そして、そうした祭祀を行なうための重要な場所として、神社が存在しています。

祭祀の種類

神社のお祭り、と聞くと日本国中のあちこちで開かれているため、多種多様なものが存在しているかのようにも思われますが、実は祭祀は、大きく四つの種類に分類することができます。

宮中祭祀
皇居の宮中三殿で行なわれる皇室や天皇に関する祭祀です。現在でも、古代律令体制で定められた古式を継承しており、年間で20件程の祭祀が執り行なわれています。
神宮祭祀
皇室の祖神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る伊勢神宮(三重県)で行なわれている祭祀で、天照大御神の他、豊受大神(とようけのおおかみ)や、伊勢神宮に属する別社、摂社、末社などに関する祭祀です。様々に執り行なわれる特殊な祭祀の中心軸にあるのが五穀豊穣の祈願や感謝であり、これには神道が稲作と深くかかわっていることを示しています。
神社祭祀
全国各地の神社で行なわれている祭祀で、これらは神社本庁による「神社祭祀規程」に定められており、「大祭」「中祭」「小祭」の三つに区分されています。この祭祀区分もやはり古代律令時代からの流れを受け継いだものです。
家庭祭祀
各家庭において神棚や祖霊舎などで行なわれる様々な祭を指します。