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「神父」・「牧師」とは



教派によって聖職者の呼称が変わるキリスト教。カトリックでは「神父」、プロテスタントでは「牧師」と呼ばれます。これらは単に呼び方が違うだけではなく、各宗派の世界観の違いも反映しており、聖職者としてのあり方にも大きな違いがみられます。こちらでは、神父や牧師の役割や違いを見ていきましょう。

神父と牧師の違いは

カトリックの聖職者が「神父」、そしてプロテスタントの聖職者が「牧師」。

これらの最も大きな違いは、神父は男性限定で、決して婚姻が許されないということ。カトリック教の位階で頂点に位置するローマ法王も、もちろん生涯独身を貫いています。したがって、家族を形成することなく国内外の教会を自由に渡り歩く神父に対してプロテスタントの牧師には厳しいルールが少なく、婚姻も許されています。家族を持ち、ひとつの教会に留まる牧師も珍しくありません。また、教派によっては女性でも牧師になることができるので、牧師の息子や娘によってその職が受け継がれていきます。

カトリックでは、バチカンを中心に巨大な宗教組織が存在しており、神父にもローマ法皇を中心とした位階制度が設けられていますが、プロテスタントの牧師にはそのような序列制度はありません。これはプロテスタントがカトリックとは異なり、国や宗派の違いによりいくつもの教派に分かれ、それぞれの教派が独立した性格のもと組織を形成しているからと考えられます。

カトリックの聖職者位階制度

カトリックの聖職者には「ヒエラルキア(ヒエラルヒー)」とも呼ばれる位階制度が存在しています。頂点がローマ法皇、その下に大司教、司教、司祭、助祭というピラミッド型の階層になっています。この階位のなかで「司祭」である聖職者は一般的に「神父」と呼ばれており、その下の位である助祭の手助けを受けながら、司教から与えられる任務(教会での信徒の信仰生活に奉仕等)に就いているのです。

神父・牧師の仕事と役割

神父・牧師は、どちらも教会で儀式や説法を行なう権限を持っています。

キリスト教は、仏教や神道と比べると特に「教義」を大切にしており、その基盤となる「聖書」がとても重要となる宗教です。教会で行なわれる礼拝(カトリックではミサ、プロテスタントでは主日礼拝)では、神父・牧師による説法が行なわれ、信者に対し聖書から得た教えを伝えるという重要な役割があります。

説法は聖書に書かれたキリストの教えをそのまま伝えるだけではなく、この教えを現実の世界でどのように活かしていくのか、その道筋を立てて教えなければいけません。もちろん人の前で話すのですから、人を惹き付ける魅力的な内容も求められています。

神父の仕事内容と役割

カトリック教会に配属される神父は、教会の管理や運営のすべてに責任を持ちます。毎日行なう「ミサ(礼拝集会)」はもちろんのこと、冠婚葬祭の儀式、布教活動、信者の悩みを聞く「懺悔聴聞」も大切な任務。また、神父の中には修道会や宣教会に所属する者もおり、彼らは修道院での修行や海外でも布教活動を行なっています。

牧師の仕事内容と役割

教会に配属されるプロテスタントの牧師の仕事も、神父と大きく変わりません。ミサではなく、主日礼拝を行ない信者に説法をします。最後の晩餐を再現する「聖餐式(せいさんしき)」も行なわれます。また、プロテスタントではカトリックのように「懺悔」というものはありませんが、信者の悩みや相談にのることもたくさんあります。