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世界の代表的な教会①



ヨーロッパには、世界遺産にも指定されている有名な大聖堂が多く存在します。その中でも、やはりローマ帝国が栄えたイタリアにはカトリックの著名な大聖堂が集中。また、フランスも荘厳な大聖堂が多くあることで知られています。

サン・ピエトロ大聖堂(バチカン市国)

世界の代表的な大聖堂を挙げるにあたり、まず外せないのはバチカン市国に位置する「サン・ピエトロ大聖堂」であると言えます。

こちらのサン・ピエトロ大聖堂は、カトリック教会の総本山であり、キリスト教の教会堂建築としては世界最大級の大きさを誇ります。

使徒ペトロが眠るサン・ピエトロ大聖堂

新約聖書に登場する「十二使徒」の中のひとりである聖ペトロは、イエスの最初の弟子と言われており、カトリック教会においては「使徒の頭」として最も重要視されています。

4世紀頃、そんな聖ペトロの墓と伝えられる場所に建てられたのが「サン・ピエトロ大聖堂」。それまでは弾圧されていたキリスト教を公認し、自らもキリスト教徒となったローマ皇帝・コンスタンティヌス1世の支持によるものでした。

以来、「首席教会堂」としての役割を果たしていましたが、建物の老朽化などを理由に改築されることとなり1506年(永正3年)より工事が開始。つまり、私たちが目にすることができるサン・ピエトロ大聖堂は、1626年(寛永3年)に完成した2代目の大聖堂です。

パリのノートルダム大聖堂(フランス)

パリに流れるセーヌ川の中洲である「シテ島」に建てられた「パリのノートルダム大聖堂」。

こちらは「パリのセーヌ河岸」という名称で、パリに存在する数多くの歴史的建造物のひとつとして世界遺産に登録されています。

名称にわざわざ「パリの」と付けるのは、実はフランス国内には「ノートルダム」という名の付いた大聖堂がたくさん存在していることからです。「ノートルダム」とは、フランス語で「我らが貴婦人」という意味を持ち、すなわち聖母マリアのことを指しています。

初期ゴシック建築の傑作

パリのノートルダム大聖堂の建築は1163年(応保3年)に工事がスタートし、最終的な竣工はなんと着工から182年後となる1345年(康永4年)でした。そんなパリのノートルダム大聖堂は、しばしば初期ゴシック建築の最高傑作と称され、キリスト教のみならず建築の歴史においても重要な役割を果たしています。

しかし、1789年(天明9年)のフランス革命以降、宗教を批判する市民たちからの攻撃対象となり、破壊や略奪などの被害を受けることになりました。荘厳な造りでパリ市民を魅了していた大聖堂は一変、廃墟化してしまいます。

そんな中、パリのノートルダム大聖堂の補修を叫ぶ一部の人々の思いがフランス政府に通じ、1843年(天保14年)に補修工事が決定。1864年(文久4年)には、修復が完了し、かつての美しい姿を取り戻したのです。

このとき、パリのノートルダム大聖堂の修復が決定されるのに一役買ったのが、1831年(天保2年)ヴィクトル・ユーゴーによって出版された小説「ノートルダム・ド・パリ」。パリのノートルダム大聖堂が舞台であるこの作品によって、国民全体に大聖堂復興運動の意義を訴えることに成功したとも言われています。

近代でもノートルダム・ド・パリを原作とした映画やバレエ、ミュージカルが次々と作られ、日本でも劇団四季による公演が行なわれています。