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神社・寺・教会用語集(あ行)



神社や寺、教会を検索できる「旅探」が、神社・寺・教会に関する用語(あ行)をご紹介します。建物から行事のことまで、神社や寺、教会のことがよくわかる用語集をご活用下さい!

アーメン

アーメンとは、キリスト教において祈りの最後に唱える言葉。「それで良いです」、「誠にその通りです」、「心からそうなるように祈ります」と言った気持ちを表す物である。ヘブライ語で、「その意見に賛成します」と言う意味で使われる言葉「アーマン」に由来する。キリスト教の教会では古くから使われてきた言葉で、祈祷や賛美の他、司祭の説教を聞いたときなどにも信者たちが用いる。そうすることで、信者の代表である司祭が唱えた祈りの内容について、信者である自分たちも心をひとつにして賛同している、と表明することができる。また、旧約聖書や新約聖書にも「アーメン」と言う表記が登場する。新約聖書のなかではイエス・キリストがこれから話す内容が大事であると言うことを伝える前置きの言葉として「アーメン」を発する場面がある。

阿吽

阿吽とは、最初と最後を意味する言葉。インドに古くから伝わる言語のひとつで、サンスクリット語では、「阿」(あ)は口を開けて発する音声であり字音の始め、「吽」(うん)は口を閉じる音声であり字音の終わりとなっている。この組み合わせにより、万物の始めと終わりを象徴する。特に密教においては「阿」を万物の根源、「吽」はすべてのものが帰り着く知徳と説かれる。また、寺や神社などに置かれる狛犬も阿吽を表す。狛犬は2体が対になっているが、よく見ると形が異なる。境内を正面に見たときに向かって右にあるのが獅子、左が狛犬。獅子は口を開けている「阿」であり、狛犬のほうは口を閉じている「吽」となっている。

贖い

贖いとは、キリスト教においては罪の償いをすることを意味する。宗教用語として使われる他、宗教に関係のない場面でも使用される言葉である。本来は、奴隷として売られた人や敵の手に陥ってしまった人を、身代金を支払って買い戻すことが「贖い」である。新約聖書ではイエス・キリストが十字架に掛けられた場面を「贖い」としている。罪を犯してしまった人を「悪魔の奴隷に陥ってしまった」と例え、キリストの血と言う尊い「身代金」を支払うことで罪を負った信者を悪魔から取り戻し、再び神との正しい関係が構築された、と解釈することがある。また、旧約聖書では何らかの代償を渡して土地や財産を買い戻す、と言った意味でも用いられた。

悪魔

悪魔とは、キリスト教やイスラム教においては、神や人間に敵対するスピリチュアルな存在を意味する。敵対する要因は罪や悪である。日本では英訳すると「Devil」が用いられることも多いが、キリスト教では「Satan」(サタン)であり、悪の原理を人格化した者を指す。キリスト教の神学によると、悪魔はもともと神に仕える美しい天使であり、多くの天使をまとめる長を務めていたが、あるときに神に歯向かって神の軍団と戦いを始めて負けてしまい、地に落とされたとされている。旧約聖書「創世記」に登場するアダムとイブ(エバ)は蛇に誘惑され、神に禁じられた果実を食べてエデンの園から追放される話があるが、この蛇も悪魔の一種と解釈できる。

アドベント

アドベントとは、ラテン語で「来臨」を意味するAdventus(アドベントゥス)から派生した言葉で、イエス・キリストが生まれることを待ち望む期間のこと。日本語では「待降節」(たいこうせつ)となる。特に同宗教の西方教会で伝統とされている物で、イエス・キリスト誕生より4つ前の日曜日からその誕生日までの期間である。イエス・キリストの正確な誕生日は聖書に書かれていないため、地域によってはアドベントの終了は1月6日となっている。アドベントの間は、常緑樹の枝をベースにして作ったアドベントリース(アドベントクランツ)を飾り、ここに日曜日ごとにろうそくを1本ずつ立てる。もしくは燭台に4本のろうそくを立てていく。古くはアドベントに断食を行なう習慣もあった。

阿弥陀如来

阿弥陀如来とは、仏教における仏のひとつ。阿弥陀如来のみを本尊とする浄土真宗をはじめ、いくつかの仏教宗派で崇拝されている。浄土真宗で最も重要とされる経典「仏説無量寿経」によると、阿弥陀如来は王位を持っていたが衆生救済のためにそれを捨て、世自在王仏(せじざいおうぶつ)と言う如来のもとで修行をし、苦悩する衆生を救済して仏にする発願をしたのち、改めて誓いを立て修行して仏となったとされる。その教義は、阿弥陀如来が創ったはるか遠いところにある西方極楽浄土へ、あらゆる衆生が念仏を唱えるだけで地獄に堕ちることなく迎えられる、とする物。阿弥陀如来像の手の形はいくつかあるが、親指と、人差し指または中指や薬指で輪を作るような形が原則である。

アミニズム

アミニズムとは、その土地に長く住み着いている精霊や、その土地の自然に親しみを持って尊ぶことを意味する。また土着の精霊や自然を信仰することであり、日本に古くから伝わる神道の起源になっている。一般的な宗教では唯一神を信仰の対象とすることが多いが、多神教である神道は山や木、川、風、岩など自然にまつわる様々な物に神が宿っているとするアミニズムの考えがもとになった。さらに、ときを経るにつれて、自然のみならず衣食住を司るあらゆる物に神が宿るとして、八百万(やおよろず)の神様が生み出されてきたのである。現在でも神道では、身の周りの自然を見るとき、それを構成するいろいろな事物に神が宿るとされている。

案とは、日本の宗教である神道の祭祀において使われる道具のひとつである。神社の社殿に置かれる他、結婚式や葬儀、地鎮祭と言った神道における行事で用いられる。小型の机あるいは台状の物で、高さや細部のデザインは様々である。案の上には神饌や玉串、食べ物などが置かれ、どのような用途に使われるかによって「神饌案」や「玉串案」、「餞案」などと呼び名が変わっていく。特に、葬儀で遺体を安置して枕直しをするときに榊やろうそく、塩、米、水、御神酒と言った物を置く案は「白木八足の案」とされ、片方に脚が4本ずつ、左右合わせて8本の脚があるのが特徴である。案の素材は主に白木であるが、春日大社の春日祭などでは黒木で作った案が用いられる。

行宮

行宮とは、仮に建てられた神社の社殿のことを意味する。神様を他の場所へ移す遷座(せんざ)のときや、建替えのときなどに一時的に設けられる。火災など不慮の事故によって社殿が焼けてしまったときの急な措置として造られる場合もある。御座所(ござしょ)、行在所(あんざいしょ)、頓宮(とんぐう)とも言う。また、神社のみならず、天皇や皇帝などが外出するときに仮に建てられた居所についても行宮と呼ばれる。古くは神武天皇が、日向地方から大和地方への東征をしている途中に、現在の岡山県に位置する吉備国に営んだ「高島宮」(たかしまぐう)が有名。行宮は仮の建物でありながらその後も残されたり、跡地が史跡として指定されていたりする例もある。

安息日

安息日とは、宗教によって何もしてはいけないと定められた日を意味する。読みがなは新共同訳聖書では「あんそくび」、文語訳聖書や口語訳聖書、新改訳聖書では「あんそくにち」、フランシスコ会訳聖書では「あんそくじつ」と言う。キリスト教では教会に集まって礼拝をするのは日曜日が基本であるが、旧約聖書によると安息日は1週間のうちの7日目、すなわち土曜日にあたる。“何もしてはいけない”に含まれる内容は宗教によって異なり、ユダヤ教では安息日にはあらゆる労働を行なわないのが戒律。キリスト教ではそれ程厳しくはない。また、キリスト教など宗教を母体とした私立学校では、安息日に入試を実施しないことが多い。

イースター

イースターとは、キリスト教における重要な祭日のひとつ。イエス・キリストが十字架にかけられて死んだ日から3日目に復活したのを祝う日であることから、日本語では「復活祭」(ふっかつさい)と訳される。イースターは3月20日の春分の日を過ぎたのち最初の満月から数えて1番目の日曜日と定められているので、正確な日付は毎年変動。当日は教会によっては特別な礼拝を行ない、家族でいつもより豪華な料理を食べて祝うなどの習慣がある。特徴的な料理は茹で卵など、生命誕生を意味する卵を使った料理だ。また、子沢山な動物として知られるウサギが象徴とされ、それにちなんだプレゼントの交換をしたり、お菓子が売られたりすることも多い。

衣冠

衣冠とは、794年(延暦13年)〜1185年(文治元年)ごろまでの平安時代から役人や貴族たちが着ていた勤務用の服のこと。宮中祭祀での祭服や、神社における神職の正装とされている。主な構成物は地位や階級を表す物として頭に被る冠と、上衣である「袍」(ほう)、ゆったりとした形で裾に紐を貫いて絞ることができるようになっている「指貫」(さしぬき)と呼ばれる袴である。手には「檜扇」(ひおうぎ)と言う木製の扇を持ち、神詣の際には「笏」(しゃく)と呼ばれる細長い板を持つ。衣冠より前には「束帯」が勤務用に着用されていたが、警備をするには窮屈な服装であったために衣冠が考案された。束帯に比べると衣冠は締め付けが少なく、下着が大幅に簡略化されているなどの特徴がある。

イコン

イコンとは、イエス・キリストをはじめ、聖人や天使を描いた絵画や画像のこと。聖書に登場する重要なエピソードや例え話、教会の歴史上の出来事をモチーフにした物もあり、ほとんどが平面で表現されている。キリスト教のなかでも正教会で多用され、「エイコーン」や「聖像」と称されることも。カトリック教会で同様の物が用いられる場合は「聖画像」と呼ばれる。イコンは教会の装飾や神礼の道具としての意味を持つのみならず、正教会では教徒がイコンに祈って口付けすることも少なくない。この場合、イコンその物は信仰の対象ではなく、イコンに表現されているもとの像が崇拝されていると解釈される。イコンの画家は自分のためではなく神の光栄のためにそれを描くので、自分の名を作品に記さないのが原則だ。

板塔婆

板塔婆とは、墓地に立てられる木製の長い板のこと。仏教の宗派によって用いられることがある。亡くなった人に対して、その冥福を祈って供養するために墓の脇になどに立てられ、「卒塔婆」(そとうば)とも言う。形は五輪塔に似ており、宝珠形、逆半円形、三角形、円形、長方形の物から成る。これにより宇宙を形成する5つの要素である空(くう)、風(ふう)、火(か)、水(すい)、地(ち)を表す。表面には梵字や経文、戒名などが書かれるのが一般的。納骨時に最初の板塔婆を立てて供養を行ない、そのあとは法要があるごとに新しい板塔婆に差し替える。板塔婆は12世紀末の絵巻「餓鬼草紙」に登場することから、平安時代末期あるいは鎌倉時代初期には存在したと考えられている。

異端

異端とは、正統とは外れていること。大勢が正統と認める物とは異なる性質を持つ物を指す。宗教においては、正統派の立場から見ると同じ宗教あるいは教派と認めることが難しい思想、あるいは信仰を持っていることを意味する。キリスト教ではこれまでに様々な教派やグループが派生したが、なかにはキリスト信仰の基本的な教理と著しく異なる教えを広めたり、信仰したりする物もあった。そうしたグループや人物に対して、正統協会が異端として退けた歴史があるため、異端と言う言葉はキリスト教に関連して多く用いられてきた。一方、中国で紀元前500年ごろに活動していた孔子の発語を弟子たちがまとめた「論語」にすでに「異端」と言う文言が登場している。

入母屋造

入母屋造とは、寺院などに用いられる屋根形式のひとつ。本を伏せたような2方向に勾配が広がる形の切妻造と、前後左右の4方向に勾配が広がる寄棟造を組み合わせた構造の屋根を指す。東アジアの伝統的な屋根の形としても知られる。日本では昔から切妻造の屋根は寄棟造の屋根より尊いとされてきたが、どちらも取り入れた形である入母屋造はさらに格式が高い物と考えられてきた。特に瓦葺きの入母屋造は、寺院や城郭でも各地に建築例がある。なかには京都御所の紫宸殿のように、切妻と寄棟の角度がひと続きでない物もあり、この場合は「錣屋根」(しころやね)と称される。入母屋造の代表的な建物は、奈良県の法隆寺金堂や新薬師寺本堂、京都府の平安神宮大極殿など。

磐座

磐座とは、神道において神が天下る岩のことを意味する。基本的には巨石を指すが、そのサイズは大きい物から小さい物まで様々である。神道はもともと社殿を持たず、山深くに位置する大きな岩に注連縄(しめなわ)を張って磐座とし、ここに神を出迎えたことが原始的な姿であるとされている。現在のように社殿を構えるようになったのは、仏教の影響である。神道の神は磐座に常に滞在しているわけではなく、儀式などを行なうときにそのつど招き入れる。その他に神がそのつど降臨するものとしては木製の依り代である「神籬」(ひもろぎ)などがあるが、磐座は特定の場所に置かれて基本的には動かせないという点で神籬とは異なる。

因果

因果とは、原因と結果を意味する。因果応報と言う熟語で一般的に使われる言葉だが、もとは仏教用語。仏教では、前に行なったことがそれに対応した結果を生むと言う法則が説かれている。善行が善い果報となって現れる「善因善果」(ぜんいんぜんか)、悪い行ないをしたために悪い報いが訪れる「悪因悪果」(あくいんあっか)、善行がそののちの楽につながる「善因楽果」(ぜんいんらっか)、悪行が苦を生む「悪因苦果」(あくいんくか)の4つの法則がある。また、因果の関係は仏教においては生死を超えた応報があり、現世での因が現世で果となって訪れるとは限らない。現世の行ないが来世の境遇を左右し、それが永遠に繰り返される、と言った輪廻転生の考え方にも基づいている。

印相

印相とは、仏教やヒンドゥー教の用語のひとつで、何らかの意味を持つ手の組み方やジェスチャー、形のこと。「印契」(いんげい)や「印」(いん)とも言う。多くの仏像は両手が象徴的な形になっているが、こうした手の様子が印相である。印相は数百種類以上あり、仏像がどんなご利益を持つのか、どのような宗派の像であるのか、と言ったことを知る重要なポイントになる。例えば、「鎌倉の大仏」として有名な神奈川県高徳院の本尊像は組んだ足の上で両手を合わせており、これは阿弥陀如来像の印相であり、最高の悟りの境地を示す。また、「奈良の大仏」と呼ばれる東大寺大仏殿の本尊像は右の手の平を見せるような形をしていて、これは人々に“畏れなくても良い”と力を与える釈迦如来の印相である。

団扇太鼓

団扇太鼓は、仏教の儀式で使われる特殊な道具のひとつ。仏教のなかでも日蓮宗と法華宗で主に使われることから、「法華の太鼓」(ほっけのたいこ)と呼ばれることもある。一般的な太鼓は木材などで作られた胴と呼ばれる部分の両端に膜が張られるが、団扇太鼓は丸い形をした枠に膜を1枚張ったもの。胴がないのが特徴で、形状が団扇に似ていることからその名が付いた。団扇太鼓は題目を唱えるときなどに声を上げて唱題しながら音を打ち鳴らして使用され、ドーン、ドーンと鳴らすことによってリズムを整える。使用場所は寺院において本尊を安置してある須弥壇や家庭の仏壇の前などで、室内のみならず屋外でも使われることがある。

卯の花苑

卯の花苑とは、大阪府にある住吉大社の境内のなかにある卯の花畑のこと。1987年(昭和62年)に住吉名勝保存会の人々によって造成された。卯の花苑には約13品種500株の卯の花が植えられていて、白や淡紅、紫紅色の美しい花が咲き誇る。開花の時期である5月初旬から一般公開が始まり、大阪市内でも貴重な卯の花の名所として知られている。もともと住吉大社は神功皇后が211年(神功皇后摂政11年)に創設した物で、その日が辛卯の年だったことから、卯の花は住吉大社にかかわりの深い花となった。毎年5月の初卯日に同大社の創立記念を祝う式典「卯之葉神事」(うのはしんじ)が行なわれる。式典では卯の葉で作った玉串が捧げられ、そののちに石舞台の上で優雅な舞楽が奉納される。

雲水

雲水とは、仏教の禅宗用語のひとつで、修行僧のこと。雲が特定の場所にとどまることなく動き、水がいつまでも流れるように、いろいろな国を行脚して修行する僧のことを意味する。修行中は雲水衣を着用し、手巾(しゅきん)と呼ばれる腰紐を締め、頭には網代笠(あじろがさ)、足もとはわらじと言った簡素な服装に身を包む。必要最低限の物だけを持ち、現金や食料などは所持しないのが基本である。そのため、行く先々で托鉢をし、人々に金銭や食べ物などを「布施」として頂きながら経済を維持していく。この場合、布施をした人は徳を積むことができる。また、雲水は禅宗の師がいる各地の寺院を訪ねて宿泊をさせてもらうが、最初は厳しく断られ、ようやく受け入れてもらえるのがしきたりである。

栄光

栄光とは、一般的には名誉のことを意味するが、キリスト教においては神のあらゆる素晴らしい性質のことや、霊の美しさ、永遠さ、神聖さのこと。キリスト教で神は完全なる物で、人はアダムが罪を犯したときから汚れた存在となっている。人のなかに聖なる物や勇敢さ、寛容、愛や喜び、正しい気持ちと言った物が宿ると「神の栄光を現す」、「神の栄光が共にある」と聖書のなかで表現され、クリスチャンにとって神の栄光を現すことは、生きる目的や原動力である。また、聖書を読んで神についての知識を得たり、聖霊の助けによって体験的に神を知ったりすることで、神の栄光の世界に触れることができるなどとされる。

会下

会下とは、仏教のなかでも禅宗や浄土宗などで使われる用語で、師のもとに集まった修行者のこと。「えげ」とも読む。すでに教えを受けて、その僧堂を巣立った人も含める。あるいは、そうした場所や集まりのことを指し、修業僧たちのことを「会下僧」と呼ぶこともある。同じ宗教であっても宗派によって修行内容は様々であり、どの寺院のどの師の会下となるかは修行を始める人にとって重要なポイント。一般的な日常会話ではあまり使われない用語だが、芥川龍之介や夏目漱石、吉川英治などが手掛けた明治から昭和期にかけての小説をはじめ、仏教の世界を表す書物などには登場する言葉である。

衣鉢

衣鉢とは、仏教のなかでも禅宗用語のひとつで、修行している人がいつも持っている食器と身にまとっている衣服のこと。「えはち」とも読む。衣服は三衣(さんえ)と呼ばれる3種類の袈裟(けさ)と、食器は一鉢と称されるひと組みの鉢である。出家するときには必ずこの三衣と一鉢を用意する必要があり、禅の修行僧の持ち物としてはたいへん重要な物。また、師が修業僧へ法を伝えた証として師の袈裟と鉢を弟子に授けることから、伝法をすることを「衣鉢を伝える」あるいは「衣鉢を継ぐ」と言う。さらにここから転じて、禅宗に限らず広く宗教や芸術、学問などの分野において師匠からその門下生へ授けられる奥義のことを、衣鉢と言う言葉で表現することもある。

烏帽子

烏帽子とは、日本で礼服着装の際に使われた帽子の名称。正装に合わせる冠よりは格式が低いため、普段着と一緒に用いられた。平安時代から着用する風習が広まり、成人の男性が被っていた。黒色で、位の高い人が被る物は最初絹で仕立てられたが、そののちには紙に黒漆を塗った物へと変化し、庶民が使う物は麻糸で織られた。烏帽子は、儀式の格式や身に付ける人の身分によって種類が分かれる。神官などが被る立烏帽子は古くから格式が最上級の物とされ、横から押し潰したような円筒形をしている。

絵馬

絵馬とは、祈願やお礼参りのために社寺に献上する絵額のこと。五角形の木の板が主に使われる。社寺で販売されており、購入した人が絵馬に願いごとなどを自身で書き、上部に通してある紐を所定の場所に結んで奉納する。もともとは馬や木馬を奉納していたことから、その代わりとして馬の絵がモチーフになったが、のちには馬ではない物も画題にされるようになった。馬が右向きと左向きに描かれた物が存在するが、馬は右から乗ると転ぶ習性があるので左から乗るのが通例であることから、左向きに描かれた絵柄が吉とされるのが一般的である。これには、「転ばない」と言う験担ぎの意味も込められている。奉納するときにも、向かって左側に結び付けると良いとされる。

大四九

大四九とは、禅宗の用語のひとつで、毎月14日と晦日のことを意味する。晦日は月の最終日のこと。大四九は49日の特別な物であり、禅僧は朝のお勤めがお休みになる日である。この日の朝は「寝忘れ」と言って、禅僧は太陽の光が射すまで寝ることが許されるため、平時よりも1時間程度長く寝ることができる。寝忘れは他の行事のときなどにも実施されることがあるが、頻度は少ない。起床後は禅僧が互いに頭髪を剃りあったのち、堂内を約半日かけて普段は手入れが行き届かないところまで大掃除する。これには、心の内も清める意味が込められている。昼頃に食事が出され、これを食べたあとの午後は私用で外出することが可能。この私用外出は「弁事」と呼ばれる。

大鳥造

大鳥造とは、日本の神社における建築様式のひとつ。全国の大鳥神社の総本社である大阪府の大鳥大社(おおとりたいしゃ)に代表される造りである。その構造は、方2間の立方体の上に屋根を配した物で、直線的でシンプルな物。屋根は本を伏せたような傾斜をなす切妻造であり、萱葺や?葺、檜皮葺など幅広い修飾が採用されている。正面の中央に入口がある物が妻入である。屋根は大社造に比べて直線的な物が多い。なかは内陣と外陣に区切られていて、入口から見て奥にあたる内陣の中央に神座が配置される。大鳥造はもともと出雲大社で用いられている大社造から発展した様式だが、大社造に比べると回縁がなく、中央にある御心柱も存在しないのが特徴的。

大麻

大麻とは、神道において祭祀のときにお祓いに使う道具のひとつである。「おおぬさ」と読む。紙垂(しで)と呼ばれる特殊な裁ち方をした白紙や、麻の繊維で作った糸である麻苧(あさお)を、榊の枝や白木で作った棒の先端に付けた物。大麻の主な目的は塵を払うことである。お祓いや祈祷を行なうときには神社側が用意する物と、その対象となる一般の人が用意する物があるが、大麻は神楽鈴(かぐらすず)、切麻(きりぬさ)、玉串(たまぐし)などと同様に神社に置かれており、神社で用意してくれる。お祓いや祈祷の儀式のなかで神職が大麻を手で持ち、対象となる人や物に向かって左・右・左と振ることがある。

拝み打ち

拝み打ちとは、建築用語のひとつ。神社の社殿のうち、本殿の建物などに装飾として用いられることがある。「拝みあわせ」とも言う。木摺を筋違いに取り付ける「嵐打ち」の一種であり、嵐打ちのなかでも両方から筋違いに打ってある物についてのみ、「拝み打ち」と称す。拝み打ちは、勾配が付いている部材同士をその一辺において拝むような形に合わせて、重なっている部分を挟むようにくぎ打ちする。神社の屋根においては、本を開いて伏せたような形になる「切妻屋根」を採用することが多いため、本殿の正面などで切妻屋根の右上がりと左上がりの部材にあるつなぎ目の頂点あたりで拝み打ちを見ることができる。

奥宮

奥宮とは、ある神社がいくつかの神殿を有する場合に、山の頂上や中腹にある社のことを指す。山宮とも言う。これに対して山のふもとの村里などにある社のことを里宮と呼ぶ。奥宮と里宮が建てられた背景は、山奥にある神社へのアクセスが難しく、便宜上、あとから里宮が造られたケースが多い。参拝に訪れた人が山上まで向かう場合、例えば冬は雪に覆われて参拝が困難になる、といった理由からなる。奥宮の建つ山が古くは女人禁制であり、老若男女だれもが参拝に行けるように願って里宮が造られたと言う例もある。奥宮は日本の各地に存在し、富士山の8合目より上にある富士山頂上浅間大社奥宮などが有名である。

送り火

送り火とは、お盆に帰ってきた死者の魂を、この世から再びあの世へと送り出す行事のことを意味する。室町時代以後、仏教が庶民にも普及したころに年中行事として広まったと言われる。逆に、あの世からこの世へと死者の魂を迎えることは「迎え火」と言い、迎え火を行なったのと同じ場所で送り火を焚く。送り火は、神社などを舞台として地域の行事として実施されることで知られるが、一般家庭の玄関先や庭で行なわれる物も多い。比較的規模が大きい送り火として、山の送り火や海の送り火がある。山の送り火で有名なのは、東山如意ケ嶽の「大文字」をはじめとする京都の五山送り火や奈良の高円山大文字送り火など。海の送り火としては、全国各地で行なわれている「灯籠流し」がある。

御田植

御田植とは、神道にまつわる行事のひとつ。稲作を始める時期にあわせて、田んぼの神様を祭る神聖な行事である。御田植の目的は、穀物が豊かに実るのを祈願すること。その由来は、第14代天皇である神功皇后(じんぐうこうごう)が御田を作らせたことによるとされている。各神社が主催となって全国各地で行なわれているが、重要無形民俗文化財に指定されている大阪府の住吉大社が特に有名。住吉大社の御田植はまず植女や稚児など行事にかかわる人がお祓いを受け、奉告祭を行ない、行列を整えて御田へ向かう。そののち、御田の四方を御神水で清めてから早苗の授受をする。舞や踊りも披露され、華やかで格式のある行事となっている。

鬼板

鬼板とは、神社の社殿に使われる装飾のひとつ。屋根棟の端に取り付けられた板状のものである。歴史のある神社の本殿によく見かけることができる。瓦屋根の鬼瓦と同じような役割があり、板金屋根や檜皮葺(ひわだぶ)き、?葺(こけらぶ)きの屋根に用いられることが多い。鬼板の用途には諸説があり、風や雨にさらされる箱棟の端を補強する、火災予防など魔除けの象徴、宗教的な意味合いを持たせるために家紋を入れる、などのためと考えられている。デザインは様々で、鬼面のない物が一般的。板を彫って作った物や金属製などがある。また、瓦屋根の棟の端にセットされる鬼瓦のうち、鬼面が彫刻されていない瓦も鬼板と呼ぶ。

お守り

お守りとは、人の願いを象徴的に表した縁起物のこと。厄除けや開運、招福、学業成就、病気平癒、家内安全、交通安全、商売繁盛、縁結びなどの願いが込められる。海外ではアミュレットやタリスマン、チャームなどがお守りに相当する。日本では神社や寺院などで販売されている物は、小さく平たい綿袋のなかに紙・木・布・金属などでできた内符を入れて紐で口を閉じた形の物が一般的。お守りの内符は神体である。神社ではそこに祀られた神の名前や祝詞などを記した神札や神像などが用いられ、寺院ではその寺の本尊や開祖の御影をモチーフにした物や経文を記した紙片などが用いられる。1年の始まりに購入する人が多いが、年中販売している寺社もある。

おみくじ

おみくじとは占いの一種で、神社や仏閣などでくじを引いて神に祈願し、その意を問う行為のこと。漢字では「御鬮」などと表記する。生活全般、仕事運、恋愛運、金銭運、旅行運など様々なことについての吉凶を占える。紙製の物をひとつ引いたり、竹筒を振ってなかから竹串を1本抜き出す物などがある。社寺によって大吉・中吉・小吉・吉・末吉・凶があったり、さらに半吉・末小吉・平・小凶・半凶・末凶・大凶と言った細かな見解が用意されていたりする。個人の運を試す物として現在では人気があるが、古くは農作物のできや天候を占うなど農業にも用いられ、戦の吉凶を占うことも多く行なわれていた。祭りのときに奉仕する神役をおみくじで選出する方法も採られてきた。

お水取り

お水取りとは、奈良県の東大寺二月堂で実施される行事「修二会」(しゅにえ)の呼称。修二会の本行が例年3月1〜14日に開催され、お水取りは12日後夜に始まる。752年(天平勝宝4年)以来続く伝統行事であり、天下泰平や五穀豊穣を祈る意味合いを持つ。12日にお水取りの行列が始まると、先頭に灑水器と散杖を持った咒師、うしろに牛玉杖と法螺貝を持った北二以下5人の練行衆(れんぎょうしゅう)が続く。大きな松明に火を灯し、奏楽のなか、行列は興成神社で祈りを捧げ、さらにお水取りの井戸がある閼伽井屋(若狭井)へ向かう。汲み上げた水は「香水」と称される。本行の途中で、燃えさかる松明が舞台の欄干に掲げられる「おたいまつ」と呼ばれる有名な場面があり、このときに降り落ちる火の粉が無病息災をもたらすと言われ、多くの参拝客が集まる。

おもげ魚

おもげ魚とは、神社仏閣の屋根に採用されることがある装飾のひとつ。民家でも、切妻屋根や入母屋造りの建物で見かけることができる。漢字では「本懸魚」と書く。「懸魚」(げじょ)の一種であり、なかでも、切妻屋根などの合掌にある合わせ目の部分にある物を「おもげ魚」と言う。屋根の左右の下のほうに配置する物は「降懸魚」(くだりげじょ)や「桁隠し懸魚」と呼ばれる。懸魚はや水とのかかわりが深い魚をモチーフにした飾り物を屋根に懸けて、火伏のまじないをすることで建て物を火災から守る意味が込められている。また、棟木の切り口を隠す役割も果たす。デザインは鰭に葉や波、雲、生き物、植物などがある。

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