鑁阿寺(ばんなじ)は栃木県足利市家富町(いえとみちょう)にある「真言宗大日派」の本山です。正式名称は「金剛山仁王院法華坊鑁阿寺(こんごうさんにおういんほっけぼうばんなじ)」、通称「大日様」。足利氏の守り本尊である「大日如来像(だいにちにょらい)」を祀っています。
約4万㎡に及ぶ広大な敷地はかつて足利氏の館で、1921年(大正10年)には「足利氏宅跡」として国の史跡に指定されました。鎌倉時代の武家屋敷の面影が残っており、「日本100名城」にも選ばれています。
例年2月節分の夜には「節分鎧年越し (せつぶんよろいとしこし)を開催。鎧や甲に身を包み、関東平野一帯の武士・板東武者に扮した約200人の市民たちが、織姫公民館から鑁阿寺まで町を練り歩く姿は勇壮です。鑁阿寺に到着すると、供養と市の繁栄を祈願し願文を奉読したのち本堂の回廊にて豆まきが行なわれます。
境内の建造物では、本堂が国宝指定。鐘楼(しょうろう)や経堂(きょうどう)も国の重要文化財に指定されるなど、多くの文化財が存在しています。また貴重な宝物類も数多く展示されているため、中世の歴史を存分に感じることができる寺院です。
