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神社に祀られている神様「第二回・太陽の女神アマテラス」

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古事記や日本書紀によって語り継がれている日本神話には、実に数多くの神様が登場します。その中でも、非常に重要な神として位置付けられている「アマテラス」。今回は、そんなアマテラスについてご紹介しましょう。

国民の祖神さま アマテラス

国民の祖神さま アマテラス

「アマテラス」とは、正式には古事記において「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」、日本書紀では「天照大神(あまてらすおおかみ、あまてらすおおみかみ)」とそれぞれ表記される日本の神様です。

太陽をはじめ光や慈愛、真実などを象徴する、最も尊い神様と言われており、皇室の祖先とされています。また、日本神話でたびたび目にする「ヒルメ」や「ムカツヒメ」という別の神名や、スサノオノミコトがアマテラスを「姉」と呼ぶことなどから、古来より「女神」であると認識されているのです。

アマテラスの誕生

アマテラスの誕生

アマテラスの誕生は、日本を作った神様である「イザナギ」が妻である「イザナミ」を訪ねて黄泉の国へと行き、その後現世へと逃げ帰って来たことから始まります。黄泉の国へと出向いたことですっかり穢れてしまったイザナギは、筑紫の国の橘の阿波岐原(あわぎはら)という場所で禊祓い(みそぎばらい)をしました。

イザナギが身に付けていたものをひとつずつ脱いでいくと、そこから次々に神様が成り、川に入って身を清めたときにも大勢の神々が誕生。この際、イザナギが左の目を洗ったときに誕生したのがアマテラスです。その次に右の目を洗うと生まれた「ツクヨミ」、鼻を洗って生まれた「スサノオ」と合わせた、この3柱の神を「三貴子(みはしらのうずのみこ)」と呼び、イザナギはこの神々の誕生を非常に喜んだと言います。

そしてイザナギは、アマテラスに「高天原(たかまのはら)を治めよ」と命じ、ツクヨミには夜の国を、そしてスサノオには海原を統治させました。

弟スサノオとの確執

弟スサノオとの確執

こうしてそれぞれに命を受けた3柱の神ですが、海原の統治を言い渡されたスサノオはこれを嘆き、長いあごひげが胸元に垂れるまで涙を流しました。イザナギが理由を問いただすと、「私は母がいる根の堅洲国(地底の国)に行きたいのです」とスサノオは答えたのです。イザナギは、この返事に呆れ、スサノオを追放してしまいました。

そこでスサノオは姉であるアマテラスに事情を話しに高天原へと向かいますが、アマテラスはスサノオが高天原を侵略しに来たのでは、と警戒します。スサノオは身の潔白を表すために、誓約をして子を産むことを提案したのです。

これを承諾したアマテラスは、スサノオの剣を3つに折って噛み、息を吹き出すという儀式を行ないました。するとアマテラスの息吹からは三柱の女神が成り、これを見たスサノオは「心優しい女神が生まれたということは、私にやましい気持ちがなかったからだ」と主張。これをきっかけに調子付いてしまったスサノオは、乱暴物の本性を現し高天原を散々に荒らしまわったのです。

天岩戸の神隠れ

天岩戸の神隠れ

それでも最初は、アマテラスは弟をかばっていました。しかしある日、神に捧げる布を織るための神聖な建物の中に、スサノオが皮を剥いだ馬を投げ込んだことにより、1人の織女が死んでしまいます。これにはさすがのアマテラスも弟に恐怖を感じ、「天岩戸」という高天原の奥深い洞窟に身を隠して入り口を塞いでしまいました。これが、かの有名な「天岩戸の神隠れ」です。

太陽の神であるアマテラスが洞窟に篭ってしまったことで世界は闇に包まれ、様々な災厄や病気、苦悩が溢れ出して世の中が乱れてしまいました。それに困った八百万の神々は、天の安河に集まり、隠れてしまったアマテラスを外へ戻す方法を話し合うことに。そして、岩戸の周りで賑やかな祭りを行なえば、その楽しそうな音に釣られてアマテラスが姿を現すのではないだろうかという、常世(とこよ)の思兼神(おもいかねのかみ)の案が採用されました。

そして、八百万の神々による盛大なお祭りが始まります。「天宇受売命(あめのうずめのみこと)」という女神が「受舟(うけふね)」という桶の上で激しく足を踏み鳴らして官能的な踊りをすると、神々は大声で笑い出しました。その物音を聞いたアマテラスは、好奇心に負けて岩戸から少し顔を覗かせます。すると、岩戸の横で待ち構えていた力自慢の天手力男(あめのたちからお)が天岩戸を押し開き、アマテラスを引っ張り出すことに成功。こうして世界に光が戻り、平和で秩序ある世の中が戻ってきたのです。

祀られている神社

アマテラスを祀る神社を「神明神社(しんめいじんじゃ)」と言い、神社本庁によると日本各地に約5,000社も存在すると言われています。その総本社が「お伊勢さん」の愛称でも親しまれる伊勢神宮の内宮であり、これを「皇大神宮(こうたいじんぐう)」と呼びます。

その他にも、宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸には「天岩戸の神隠れ」の伝説の中でアマテラスが篭ったとされる天岩戸と、アマテラスを主祭神とする「天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)」という神社も有名。この天岩戸神社は、岩戸川を挟みそれぞれ建てられた東本宮と西本宮から成り立ちます。元々東と西の本宮は別々の神社でしたが、1970年(昭和45年)に合併しました。

社務所は西本宮に置かれ、参拝客も西本宮の方が多い傾向にありますが、元々西本宮は神社というよりは天岩戸を拝むための遥拝所としての役割が大きかったのです。信仰の中心という観点では、昔からアマテラスを祀って来た東本宮もぜひ参拝してみましょう。

伊勢神宮 内宮(いせじんぐう ないくう)

伊勢神宮 内宮(いせじんぐう ないくう)

住所:三重県伊勢市宇治館町

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天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)

天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)

住所:宮崎県西臼杵郡高千穂町

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