ご希望の観光施設/レジャー施設情報を無料で検索できます。

ホームメイト・リサーチTOP

トップページへ戻る

旅探

神社に祀られている神様 第七回 アメノウズメ(芸能の女神)

文字サイズ

日本神話に登場する神のひとり「アメノウズメ」は、アマテラスが天岩戸に隠れてしまった「岩戸隠れ」の神話などで描かれている女神です。
こちらでは、アメノウズメに関する伝承やアメノウズメを祭神としている神社などをご紹介しましょう。

日本最古の踊り子 アメノウズメ

日本最古の踊り子 アメノウズメ

古事記には「天宇受売命(あめのうずめのみこと)」、日本書紀と古語拾遺(こごしゅうい)には「天鈿女命」と表記されるアメノウズメ。

名前の由来は、かんざしを意味する「宇受(ウズメ)」から、髪飾りをして神祭りをする女神、さらには神がかった女性の神格化であるとされています。

天岩戸の神隠れで活躍

天岩戸の神隠れで活躍

その昔、高天原でスサノオが暴れたことから、スサノオを恐れたアマテラスが天岩戸に身を隠してしまいました。太陽の神であるアマテラスの不在は世界を闇に変え、治安が乱れてしまいます。

これに困った高天原の神々は、天の安河に集まり話し合いをしたとき、知恵を司る神「オモイカネ(思兼神)」がある提案をしました。

それはアマテラスが籠る岩戸の前で様々な出し物をし、楽しそうな物音をさせてアマテラスの興味を引こうと言う計画でした。そこで活躍したのがアメノウズメです。
アメノウズメは、岩戸の前に桶を伏せ、その上で足を踏み鳴らしながら胸や下半身をさらけ出して踊りはじめました。これを見た八百万の神々は大笑いし、その笑い声は高天原に響き渡ったそうです。

作戦は成功、芸能の神様へ

作戦は成功、芸能の神様へ

その笑い声を聞いていぶかしんだアマテラスは天岩戸の扉を少し開き、「私がおらず世の中は真っ暗であろうと言うのに、何がそんなに面白いのですか」と尋ねました。

アメノウズメがそんなアマテラスに対し「貴方様よりも尊い神様が現れたので、喜んでいるのですよ」と言うと、天児屋命(あめのこやねのみこと)がアマテラスに向かって鏡を差し出しました。鏡に映ったその姿をもっと近くで見ようとアマテラスが身を乗り出したところを岩戸の影に隠れていたアメノタヂカラオが捕まえ、岩戸の外へ引き出すことに成功します。それからと言うもの世の闇は晴れ、平和な世界が戻ってきたと言われています。

このエピソードからアメノウズメは最古の踊り子とされ、歌や踊りの神様として祀られるようになりました。またこのアメノウズメの舞は、神様に奉納するために現代でも行なわれている歌舞である「神楽(かぐら)」の起源とされています。

サルタヒコとアメノウズメ

サルタヒコとアメノウズメ

アメノウズメには、天孫降臨(てんそんこうりん)の際のこんな伝承も残されています。
日本神話の中にオオクニヌシが作った「葦原中国(あしはらのなかつくに)」をアマテラスが奪うと言うエピソードがあり、これを「国譲り」または「葦原中国平定」と言います。
この物語の中で、アマテラスは自分の子どもであるアメノオヒホミミに葦原中国を治めるよう言い渡しました。

しかしアメノオヒホミミは、自分の子どもであるニニギノミコトを降ろすことに。ニニギノミコトが天降りをしようとすると、高天原から葦原中国までの道のりを照らしている神がいることに気付きます。これを見たアマテラスが、その神の正体を探らせようと遣わせたのがアメノウズメでした。アメノウズメがその神のもとに行き、名を尋ねると「私は国つ神のサルタヒコと言います。天つ神の御子が降臨されると聞き、お迎えに上がりました」と答えました。

その後アメノウズメは天児屋命(あめのこやね)、太玉命(ふとだま)、玉祖命(たまのおや)、石凝姥命(いしこりどめ)と共に、五伴緒神(いつとものおのかみ)のひとりとしてニニギノミコトに付き添い、葦原中国へと降り立ちます。

サルタヒコとアメノウズメ

アメノウズメは、魚を集めニニギノミコトに使えるかどうかを尋ねましたが、皆が首を縦に振る中、ナマコだけが何も答えません。それを見たアメノウズメは、「何も答えないのはこの口か」と言ってナマコの口を小刀で切り裂いたそう。ナマコの口が裂けているのは、このときにアメノウズメに傷付けられたためであるとされています。

ちなみに、アメノウズメはサルタヒコの名前を明かさせたことからその名を譲り受けることとなり、「猿女君(さるめのきみ)」の祖先となりました。また、サルタヒコの妻となったとされる説もあります。

祀られている神社

日本最古の踊り子であるアメノウズメは歌舞の始祖神とされ、多くの神社で祀られています。それに加え天岩戸の神隠れの際に神々を笑わせたことから、芸人やコメディアン、俳優の祖でもあるとされ、広く「芸能の神様」と言われるようになりました。また、「福の神」や「お多福」、「おかめ」等と称されることもあります。
アメノウズメを祭神とする主要神社は、以下の通りです。

鈿女神社(うずめじんじゃ)

鈿女神社(うずめじんじゃ)

住所:長野県北安曇郡松川村

施設の詳細を見る

荒立神社(あらたてじんじゃ)

荒立神社(あらたてじんじゃ)

住所:宮崎県西臼杵郡高千穂町

施設の詳細を見る

千代神社(ちよじんじゃ)

千代神社(ちよじんじゃ)

住所:滋賀県彦根市京町

施設の詳細を見る

その他に、多くのメディアにも取り上げられたことのある有名な神社として京都市右京区嵯峨にある「車折神社(くるまざきじんじゃ)」の境内にある「芸能神社」が挙げられます。こちらは芸能・芸術活動における運気を上げることができるパワースポットとして知られ、訪れる芸能人も多くいます。しかし、こちらの本殿はあくまでも車折神社であるため、本殿の参拝も忘れないようにしましょう。

produced by 施設検索ホームメイト・リサーチ