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人に話したくなる神社・仏閣のお話「第五回」縁起かつぎと縁起物

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何かを行なう際に、伝統や俗信などから物事の吉兆をおしはかることを「縁起かつぎ」と言います。つまりは「縁起を良くすること」で、「験かつぎ」と言われることもあり、日本人は古来より縁起をかつぐことが大好きな民族なのです。
こちらでは、これをすると運が良くなる縁起かつぎの事象や、縁起物をご紹介します。

縁起かつぎ

縁起かつぎ

現在、縁起かつぎの中で最も頻繁に行なわれていることは「神様・仏様に祈る」ことで、普段は神社や寺に参拝しない方でも、受験や大切な商談などの前には神頼みをすることが多く見られます。

縁起かつぎは、一般的に浸透している物から、自分で創り出した独自の物まで様々な方法があります。こちらでは、昔から伝わる大衆的な縁起かつぎをご紹介しましょう。

結婚式などの慶事は大安に行なう

結婚式などの慶事は大安に行なう

日本には、鎌倉時代~室町時代に中国から伝わったとされる「六曜(ろくよう)」という考え方があります。占いとして伝わった物がもとで、当時はあまり注目されていなかった六曜。しかし明治時代、政府が「吉兆付きの暦注は迷信である」と、これらを一切禁止。禁止をされたことで逆に注目を浴びることとなり、政府の統制がなくなった第二次世界大戦以降、広く普及することになりました。

六曜の中で最も吉である「大安(たいあん)」は、無条件に良い日とされています。そのため、結婚式や結納などの慶事類はもちろんのこと、神社やお寺で行なうお祓い、引越しや納車、家を建てるときや宝くじを買う日まで大安に合わせる方が多くいます。

また「仏滅(ぶつめつ)」の日は、仏様までも滅する大凶日。六曜の中で最も凶だとされ、婚礼などのめでたごとを避ける人がほとんどです。

布にヘビの抜け殻を入れておく

布にヘビの抜け殻を入れておく

昔から金運を良くする方法として知られる縁起かつぎと言えば、ヘビの抜け殻を財布に入れておくことです。しかし、なぜヘビの抜け殻なのか。これはヘビの生態から来ているのではと言われています。毎年数回脱皮を行ない、成長するヘビ。その脱皮を繰り返す様子が無限の象徴のように見えるため、尽きることのない金運や富を生み出すと考えられているのです。

また、ヘビは神社・仏閣で多く祀られている古代インドの川の神様「弁天様」の化身であるという考えもあります。弁天様は、江戸時代に流行した七福神の一員でもあり、「蓄財の神」でもあるため、この弁天様にちなんで、蛇の抜け殻が金運に効果的とされています。

盛り塩

盛り塩

縁起かつぎだけでなく、魔除けや厄除けの意味もある盛り塩。三角錐の形に盛った塩を、家の中や玄関先に置く風習です。塩には、生命の再生、清浄といった意味があることから、盛り塩をすることによって自分の居住空間を浄化してくれるといった考えのもとで、行なわれています。

奈良~平安時代には、すでに日本で行なわれており、葬儀のあとに塩をまく風習や神棚に盛り塩を供える風習から、由来は神社・仏閣で行なわれる仏事や神事だと言う説もあります。
現在も、家庭だけではなくお店や会社、事務所など様々なところで盛り塩の縁起かつぎが行なわれています。

縁起物

良いことがあるように、と願うために存在する縁起物。身に付けたり家に飾っておいたりすると幸せがやってくると言われています。日本古来の伝統ある縁起物をご紹介します。

招き猫

招き猫

商店の中にある食堂のウィンドウや、奥の棚などにちょこんと置いてある招き猫。手を挙げて「おいでおいで」の姿をしているところが可愛らしい猫の縁起物です。

誰もが知る日本独特の縁起物ですが、ルーツは全国各地に見られ特定することができません。しかし、始まりが江戸時代であることは間違いなく、普段何の気なしに見ている招き猫ですが、姿形にはしっかり意味があります。

右手と左手

右手と左手

招き猫には、右手を挙げた猫と左手を挙げた猫があります。これには諸説ありますが、一般的に右手が「お金」、左手が「客を招く」と言われ、設置する場所に合った猫が選ばれています。

また、手の位置が低い猫は「近くの福」を、高い猫は「遠くの福」を招くとも言われており、両手を挙げる招き猫もありますが、欲張り過ぎは「お手上げ万歳」とも言われ、嫌う人も多くいます。

小判

招き猫は金色の大きな小判を抱えています。江戸時代、貧しい飼い主のために猫が小判を咥えて帰ってきたという逸話があります。このことから招き猫が小判を持つようになったのではと言われています。

一般的な招き猫は、白の体に黒とオレンジが混じった三毛猫。このスタンダードな三毛猫は、開運全般を祈願するオールマイティな招き猫。白以外にも様々な色の招き猫が存在しており、黒色は家内安全や厄除け、赤は疫病除け、金色は商売繁盛の願いが託されています。

縁起だるま

縁起だるま

だるまもまた、立派な縁起物です。選挙の際に当選した候補者によって目に黒々と墨を入れる光景が、テレビで放送されます。これが縁起だるまなのです。

だるま自体のルーツは、禅宗の始祖である「達磨大師」。お寺の裏山にある洞窟の岩壁に向かって9年間も座禅を行ない、悟りを開いたとされる達磨大師ですが、この伝説から信仰の対象として座禅姿の置物が作られるようになりました。はじめは座禅姿であったこの置物ですが、時代が経つにつれ法衣の下に隠れた手足が簡略化され見えなくなり、現在の丸いだるまの形になったのです。

縁起だるまとしてのルーツは、現在もだるまの生産で有名な群馬県の高崎。養蚕農家が多い北関東では、蚕の起き(4回脱皮すること)が良くなるようにと、七転八倒で勢い良く起き上がるだるまにあやかって祈願をするようになりました。願いを込めて片目だけに墨を入れ、その後蚕が良い繭を作ると残った片目に墨を入れて大当たりだったとお祝いをしたのです。

これが願掛け縁起だるまのはじまりで、やがて一般家庭にも普及。現在も達磨大師の分身(信仰の対象)として神棚に祀り願いを掛けて片目を入れ、願いが叶うと残りの目を入れて感謝をするのです。願いがかなったあとのだるまは、お守りなどと同じように神社やお寺に納めましょう。

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