教会用語辞典
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バラ窓
ばらまどバラ窓とは、建築用語のひとつ。中心から放射状に格子が広がり、ステンドグラスをいくつも組み合わせて円形にした窓のこと。バラの花や車輪をイメージさせる形に仕上げられ、円花窓、車輪窓とも呼ばれる。ロマネスク様式やゴシック様式のキリスト教聖堂において、上部中央に用いられることが多い。イエス・キリストを太陽になぞらえて造られた円形の窓から発達した物とされ、採光窓として西正面に設けるのが一般的。モチーフにされるのは聖書の主題による物が中心で、他に星座や四季なども挙げられる。また、キリストの母であるマリアは「奇しきバラの花」と例えられることがあり、キリスト教の教会や大聖堂におけるバラ窓はマリアを暗示すると解釈されることもある。
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