教会用語辞典
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ゆるしの秘跡
ゆるしのひせきゆるしの秘跡とは、キリスト教の最大教派のひとつであるカトリック教会で続けられている秘跡のひとつである。秘跡とは、イエス・キリストによって定められ、神の恵みを実際に目に見える「しるし」として教会を通して信者に与えられる物で、カトリック教会では7つある。このうち、教徒になるときに体を水に浸す行為によって罪を洗い清め、神の子として生まれ変わる洗礼(せんれい)と言う秘跡があるが、この洗礼のあとに犯した罪について“ゆるし”を与える物が、ゆるしの秘跡である。かつては悔悛の秘蹟や告解と称されることもあった。ゆるしの秘跡はキリストの使徒やその後継者に罪をゆるす権能が授けられ、教会のなかに制定される物。それを受けるには悔い改めと回心、罪の告白、償いが求められる。
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