神社・寺院用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
鎮座
ちんざ鎮座とは、一定の場所に降り立ち、鎮まるように動かない状態にあること。基本的には、神道において特定の土地に神を祀ることを意味する。神道の神とはその地域の氏神であったり、神話の神であったり、源義経や徳川家康など故人であったりと様々。また、神社を創建するのと同様の意味でも鎮座が使われる。例えば、日本神話のなかで天照大神(あまてらすおおみかみ)は、安住する地を求めて各地を巡って神社を建てたが、最終的には伊勢神宮の土地に鎮座をした。これが伊勢神宮の創建と同じ意味を持つ。神の鎮座についてはより敬意を表する「御鎮座」と言う語が使われることも多い。こうした神道にまつわる「鎮座」から転じて、一般の人間や物などがひとつの場所にどっしり構えて動かずにいる状態のことを指して鎮座と言う場合もある。
全国から神社・寺院を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の神社・寺院を検索できます。