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神社・寺院

崇福寺

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崇福寺 三門

崇福寺(そうふくじ)は、長崎県長崎市にある黄檗宗(おうばくしゅう)の寺院です。黄檗宗は、江戸時代に始まった禅宗で、臨済宗(りんざいしゅう)、曹洞宗(そうとうしゅう)に次ぐ禅宗のひとつ。また長崎県内にある「興福寺」・「福済寺」とともに江戸時代初期に創建された「長崎三福寺」に数えられています。

九州地方にある国宝建造物は5件と数少ないですが、長崎市内には3件の国宝建造物があり、その中の「第一峰門(だいいっぽうもん)」・「大雄宝殿」2件を崇福寺で見ることができます。また境内では、他にも多くの文化財を所蔵しており、計21件の文化財が所蔵。京都・奈良を除けば西日本随一の文化財を所蔵しています。

例年、旧暦の7月26~28日の3日間で「中国盆会」が開催。正式名称は「普度蘭盆勝絵(ぼうるらんぼんしょうえ)」で、全国から福建省出身の華僑たちが崇福寺に集結。3日間、寝食をともに過ごし、先祖の供養とともに互いの絆を確かめ合います。夜には、赤いランタンが長崎の街を染め、華やかな中国情緒を漂わせます。

別名
-
創建
1629年(寛永6年)
宗派
黄檗宗
指定文化財
(建造物)
第一峰門・大雄宝殿

歴史 History

崇福寺 中国様式

江戸幕府が成立した頃、長崎に住んでいた華僑たちは、小笠原一庵(おがさわらいちあん)が創建した浄土宗寺院「悟真寺(ごしんじ)」を菩薩寺としていました。幕府が宗教統制の目的として寺請制度(てらうけせいど)を発足すると、庶民たちは、どこかの寺に属し、その寺檀家となることを強制されます。

華僑たちも同様に華僑独自の檀那寺(だんなじ)を創建しなければいけなくなったため、寺院を開山できる僧侶を長崎に呼び寄せることになります。1624年(寛永元年)清から来日した僧侶・真円によって江蘇省(こうそしょう)・浙江省(せっこうしょう)出身華僑たちの菩薩寺として「興福寺」を創建。次いで、1628年(寛永5年)に福建省の泉州(せんしゅう)・漳州市(しょうしゅう)出身者の菩薩寺「福済寺」が覚海によって建立。最後に、福建省の福州(ふくしゅう)、華僑が中心となって超然(ちょうねん)を招き「崇福寺」を開きます。

創建当時は、特定の宗派には属していませんでしたが、その後、黄檗宗へと転宗しました。

特徴 Characteristic

崇福寺 本堂

竜宮門とも呼ばれる崇福寺の象徴、「三門(楼門)」は、火災によって焼失後1849年(嘉永2年)に再建された門で、重要文化財に指定されています。境内は中国建築の建造物が多いですが、その中でも特に中国建築の特色が強いのが特徴。土台は練石積の漆喰塗り、屋根は入母屋屋根の上層をのせ、勾欄(こうらん)をめぐらした楼門形式、左右の門は漆喰の土台に瓦屋根をのせています。

三門を越えて坂段の脇に置かれた袖石には縁起物の彫刻「長寿の桃の彫刻」・「鯉の滝登りの彫刻」が施されています。階段を登った先にあるのが、国宝に指定されている「第一峰門」。

創建当時は、この門が第一門でしたが、三門が建立されてからは「二の門」となっています。1695年(元禄8年)中国の寧波(ニンポー)で材料を切組み、運ばれた物を再建。軒下の組物(くみもの)に特徴があり、四手先三葉栱(よてさきさんようきょう)と呼ばれる複雑巧妙な詰組(つめぐみ)は国内には例がなく華南地方でも珍しい構造です。

境内にもうひとつある国宝「大雄宝殿」は1646年(正保3年)唐商大檀越(だいだんおつ)何高材(がこうざい)の寄進を受けて、中国で材料を切組んだのち、船で運びこまれて建立。長崎市内最古の木造建造物です。創建当時は、平屋でしたが、1681年(天和元年)に上層部が増築され、2階建てに重層化。1階は中国の建築様式「黄檗様」、2階は日本古来の建築様式「和様」で建てられており、違和感なく調和しています。

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