田園風景が広がる場所に位置する安国寺(あんこくじ)は、岐阜県高山市国府町にある、室町幕府初代将軍・足利尊氏(あしかがたかうじ)公によって創建された由緒正しい寺院です。宗派は「臨済宗妙心寺派(りんざいしゅうみょうしんじは)」、本尊には「釈迦如来(しゃかにょらい)」が鎮座。全国66国2島に建てられた安国寺の現存する物の内のひとつで、境内にある「経蔵(きょうぞう)」は国宝、「瑞巌和尚坐像(ずいげんおしょうざぞう)」は国の重要文化財に指定されている物です。
安国寺の裏山には洗心の森(せんしんのもり)森があり、1000段の階段が一直線上に山頂まで続いています。古くから信仰の山として親しまれており、約33体の石仏を安置。西国三十三ヵ所(さいごくさんじゅうさんかしょ)巡りの散策コースが整備されています。