北海道の思い出旅
今年の2月、私は北海道神宮に朝7時頃参拝に訪れました。
まだ陽が昇りきらない薄暗い時間帯に、ひんやりとした空気が頬に当たり、心地よい緊張感とともに境内へと足を踏み入れました。
静寂に包まれた神社は、日中の賑やかさとは全く異なる静謐な雰囲気に満ちており、まるで時が止まったかのような感覚を覚えました。
参道を歩くと、足音が雪に沈み込む音だけが耳に届きます。
鳥居をくぐると、一層の静けさが感じられ、清らかな空気が全身を包み込むようでした。朝の薄明かりの中、神宮の壮大な建物がシルエットとして浮かび上がり、その荘厳な姿に心が洗われる思いでした。
人々の喧騒が全くなく、ただ自分と神宮との対話に集中できる貴重な時間でした。
本殿前に立つと、静まり返った空間に自分の存在が際立ち、
心の底から神聖な気持ちが湧き上がってきました。
二礼二拍手一礼の作法に従い、心を込めて手を合わせると、自分の中にある様々な思いや願いが清らかに整理されていくのを感じました。普段の忙しさや喧騒の中ではなかなか感じられない心の静けさが、
ここには確かに存在していました。
また、境内の雪景色も美しいものでした。
真っ白な雪が一面を覆い、木々の枝には雪が静かに積もっていました。自然の静けさと雪の清らかさが相まって、まるで別世界にいるかのような感覚を味わいました。このような特別な時間に神宮を訪れられたことは、まさに神様のご加護を受けたかのようでした。
参拝を終え、ゆっくりと神宮を後にする時、その静寂と清らかさが心に深く刻まれていることを感じました。
日常の忙しさに戻る前に、この静かなひとときを持てたことは、私にとって大きな心の支えとなりました。
普段の生活では得られないこのような体験は、まさに神聖な場所だからこそ味わえるものであり、北海道神宮の特別な魅力を再確認しました。
早朝の参拝は、神宮の本来の姿を感じる貴重な時間であり、自分自身と向き合う大切なひとときでもありました。
これからも機会があれば、またこの静けさの中で心を清め、神宮の神聖な雰囲気を味わいたいと思います。北海道神宮での早朝参拝は、私の心に永遠に残る貴重な体験となりました。