笠森観音堂
笠森観音へ行って来ました。
千葉県の丁度真ん中ぐらいに位置していて、車だと圏央道茂原長南インターチェンジを降りてから、国道409号線を経由して10分ぐらいです。近くには公営の無料駐車場があります。公共交通を使うと、JR茂原駅を降りて小湊鉄道バス牛久駅行きに乗り、笠森のバス停で下車して徒歩10分ぐらいです。
十一面観音像が本尊であることから、笠森観音と呼ばれ親しまれている笠森寺は、後一條天皇の勅願により建立された、日本で唯一の「四方懸造」です。
坂東三十三カ所の内の、三十一番札所になっています。長元元年(1028年)に建立された観音堂は、四方懸造(しほうかけづくり)という日本で唯一の構造で、朝立山の山頂にある大きな岩の上に、すべて長さの違う61本の柱で支えられて建てられています。
木造の階段を登りたどりつく回廊は、まるで空中に浮かんでいるかのようで、南房総の山々の素晴らしい眺望が見渡せ、眼下に房総の山々が連なる様はとても見事な景色です。
自然の森林に包まれた境内一帯は、霊場の雰囲気が漂っていて、山頂の巨大な岩の上に建つお堂と、下から支える何十本もの柱が見せる壮麗な姿は、圧巻で国指定の重要文化財となっています。
マイナスイオンたっぷりの参道の両脇には巨木が見られ、「子授楠」や「三本杉」などの名木があります。春には境内に植えられたソメイヨシノや枝垂桜、周囲の森の山桜などが花を咲かせまた違う景色を見せてくれます。次は春のお花見の時期に訪れたいと思います。