紅葉のお寺は
JR横須賀線、北鎌倉駅から3分ほど歩いたところに、円覚寺があります。
開基は北条時宗公のお墓です。
お祀りされているのは、北条時宗公、その子供で鎌倉幕府九代執権の貞時公、その孫で鎌倉幕府十四代執権、高時公をお祀りしています。
二度にわたる蒙古襲来という未曾有の困難に立ち向かった時宗公は、その戦いで亡くなった死者を敵味方関係なく供養するために中国から佛光国師を招き1282年に円覚寺を開山しました。
国師の禅の教えに深く帰依した時宗公は、この場所で禅の修行を行ったと言われております。1284年に時宗公が亡くなると、その庵のあった場所にお堂を建てました。
鎌倉幕府が終わると次第に衰退しましたが、室町時代の末期に北条氏の庇護を受けた鶴隠周音禅師(かくいんしゅういん)がお堂の南側に玉泉軒を建てた(後に佛日庵と改める)のち円覚寺の塔頭として再び繁栄させました。
現在のお堂は江戸時代に改築されたもので時宗公、貞時公、高時公の木像は鎌倉仏師により修理されています。
毎年の4月4日には円覚寺山内の和尚様方が集まり、毎年忌の法要が執り行われます。
また、8月15日には時宗公、貞時公、高時公のご供養の法要が執り行われます。
ハイキング目的で来ても楽しめる和の景色があります。
庭園を眺めながらお寺に向かうといつのまにかお寺まで歩いてしまいます。上からの景色も楽しめますよ。
周りを見ると多くの外国から来た家族や、カップルが感激しながら写真を撮っていました。鎌倉時代を想像しているのかもしれません。
新緑の季節は緑が多いですし、紅葉の時期は真っ赤に染まって眺めが最高です。
ぜひ行ってみてください。