釈迦三尊像
豊かな緑に囲まれた木本山方広寺は、お寺が出来て約650年という歴史ある建物です。
住職からお話を聞きましたが、お寺を開いたのが後醍醐天皇の11番目の皇子で、皇室ともご縁のあるお寺だそうです。
本堂には、釈迦牟尼仏、文殊菩薩、普賢菩薩の釈迦三尊像が拝観できます。この三体はすべてが国の重要文化財に指定されている貴重なもの。もともとは徳川御三家水戸藩にあり、釈迦牟尼仏の背中には、当時水戸光圀 黄門様の命によって修理をしたとの記載が刻まれています。火事で本尊が焼失したため各地の寺をめぐり、明治時代に譲り受け方広寺に安置されたそうです。
また、本堂にある山頂近くまでは車で行くことも可能ですが、境内には本堂まで歩く散策コースもあります。麓から本堂までは約15分。見どころも多く、秋になると紅葉も楽しめるスポットです。