
熊野市紀和町楊枝、熊野川沿いにある楊枝薬師堂を訪れました。 正式名は「頭痛山 平癒寺」。1411年創建の古刹です。伝承によると、後白河法皇の頭痛平癒の為、京都三十三間堂を建立の際この地から切り出した柳の大木を棟木し建てた所、頭痛が治ったことから、その後切り出された柳の切株の上にお堂を建て、柳に枝で彫った薬師仏を安置したのが始まりだそうです。このため頭や眼・耳などの病に御利益があるとされています。 訪れてみると静かな山里にある小さなお寺でした。境内にはこじんまりとしたお堂があるのみでしたが、とてもきれいにされていました。お堂の周りには赤く色づいたもみじの木がありとてもきれいでしたよ。お堂の前には「みみいし」という穴の開いた石が沢山奉納されていました。