由緒が有るお寺
滋賀県大津市石山寺に所在します。琵琶湖の南端近くに位置しており、琵琶湖から唯一流れ出る瀬田川の右岸にあります。東寺真言宗の大本山の寺院です。山号は石光山です。本尊は如意輪観世音菩薩(如意輪観音)です。開山は良弁です。西国三十三所第13番札所です。鷲尾光遍が1910年(明治43年)石山寺座主となって以来、座主は旧華族鷲尾家が世襲しています。2015年4月24日に「琵琶湖とその水辺景観- 祈りと暮らしの水遺産 」の構成文化財として日本遺産に認定されています。本堂は国の天然記念物で日本の地質百選にも選定されている石山寺硅灰石という巨大な岩盤の上に建っています。これが寺名の由来になっています。『蜻蛉日記』・『更級日記』・『枕草子』などの文学作品にも登場しております。『源氏物語』の作者紫式部は石山寺参篭の折に物語の着想を得たとする伝承があります。「近江八景」の1つ「石山秋月」でも知られています。紅葉の名所としても知られ、秋にはライトアップが行われており、2015年(平成27年)に日本夜景遺産に認定されています。