

地元池田では「厄神さん」「そんぱちさん」として有名な尊鉢厄神。正式には「高野山真言宗 針多羅山 若王寺(にゃくおうじ) 尊鉢厄神 釋迦院」といかにも由緒ありそうな長い名前です。 自宅から近い事もあり、毎年初詣に必ず行ってます。初詣では大晦日から元旦に日付の変わる1月1日0時から甘酒が1500杯限定で振る舞われます。大晦日には夜から除夜祭が開催され、鐘楼堂の釣り鐘を突く事ができるので、大晦日の23時頃から出掛けて「除夜の鐘」を突いて、新年を迎える甘酒を頂いて初詣をする、というのを毎年の恒例行事にしています。 初詣以外には毎年1月18日、19日に行われる「厄除大祭の日」には露店が沢山でるので、それを楽しみに子供達を連れてよく行ってました。この厄除大祭が行われる時には阪急池田駅から30分ごとに臨時バスが運行されます。 「尊鉢」バス停で降りたらすぐ近くなので遠方から来られる方は便利だと思います。 車の場合でも厄神さんに駐車場があるので大丈夫ですが、余り広い駐車場では無い(5〜6台分かな)ので行事開催の時はよく混み合います。 厄除大祭では大勢の修験行者が炎燃え盛る護摩団を囲み、法螺貝の音と共に「採燈大護摩供」と呼ばれる法要が行われます。1時間位の行事ですが、修験行者の方々の衣装やその場の雰囲気は一見の価値ありですので是非見てみて下さい。時間が18日、19日ともに2時から3時と決まっていて、入り口付近で行われるので厄神さんの外からでも見る事ができますよ。 入り口の山門両側には風神像と雷神像が祀られていて、小さいですが迫力のあるお姿を拝見出来ます。昔は一対の仁王像だったのですが、少し前の山門改修工事ので時に今の風神、雷神像に変わりました。 毎年の欠かさない初詣と厄除大祭のおかげなのか、幸いにも大きな厄災とは無縁で、これも尊鉢厄神様のご加護なのだと密かに思ってます。ご利益は人それぞれでしょうが、皆さんも是非お参りしてみて下さい。