伊豫豆比古命神社(椿神社)
伊豫豆比古命神社(いずよひこのみことじんじゃ)は愛媛県松山市内に鎮座する神社で、昔から周辺地域では「お椿さん」「椿神社」「椿さん神社」などの愛称で呼ばれ親しまれています(由来については後述)。
御祭神は社名にもなっている「伊豫豆比古命(いよずひこのみこと)」をはじめ、「伊豫豆比比売神(いよずひめのみこと)」「伊予主命(いよぬしのみこと)」「愛比売命(えひめのみこと)」の4柱で、縁起開運・商売繁盛にご利益があるとされており、創建から2000余年という長い歴史があります。
また、御祭神の一柱でもある「愛比売命」は現在の鎮座地名である「愛媛県」の語源として知られています。
愛称である「お椿さん」「椿神社」「椿さん神社」の由来については、学説と民間伝承の二つの由来が残されている。
学説においては、神社に伝わる伝説に『往古、伊豫豆比古命・伊豫豆比売命の二柱の神様が舟山(神社境内にある御山)に御舟を寄させ給い、潮鳴栲綱翁神(しおなるたぐつなのおきなのかみ)が纜(ともづな/船をつなぎとめておく綱)を繋いでお迎えした。』とあることから、かつて神社周辺が一面の海原であったとして、そこから『津(つ/海)の脇の神社、すなわち「つわき神社」が時間の経過と共に「つばき神社」と訛った。』とされている。
その一方で民間伝承では、『神社境内や付近一帯に多く植えられた藪椿の花が咲き始める寒風の季節に祭礼が営まれ、多くの人にその印象があることから「椿神社」の呼び名が定着したのだろう』とされています。
創建以来継承されている代表的な祭礼である「椿祭り」は、「伊代路に春を呼ぶ祭り」とも呼ばれており、毎年多くの人でにぎわいます。
また、宮司さん曰く伊豫豆比古命神社では「変えなければいけないこと」「変えてはならぬこと」のけじめを大切にしており、「椿祭り」はその内の変えてはならぬこと」にあるとのこと。『時代や世情に合わせ、祭りの規模や形態は変えているものの、本質である「祈りとしてのお祭り」そのものは、厳然として変化はなく、勿論、神様への至誠や作法には寸分も狂いなく、今後においても「祭祀の厳修」は引き継がれなければならないもの。』とのことです。














