松本神社
松本神社は国宝松本城の北側に、道路をはさんですぐのところにあります。
創建は1636年で、時の松本城城主、戸田(松平)康長の子の虎松を祀る暘谷(ようこく)大神社として建てられたのが始まりとのことです。
暘谷大神社は、以来縁結びと郷土発展の神として信仰を集めました。
それから後世になり他の神社と合祀され、約200年後には、五社(ごしゃ)と呼ばれるようになりました。
さらに、約100年後の1953年には、若宮八幡宮との合祀によって現在の松本神社という名称に変更されました。
この神社には御神木もありますが、松本城との間を通る道路の中央分離帯に立っています。
また松本城周辺は、井戸が多いのも特徴的です。
神社の入り口の手水も、井戸水とのことです。
ところで、この松本神社は松本城とたいへんゆかりの深い場所ではありますが、観光客も比較的少なく、ゆっくりと見学できるところでもあります。
神社の古い拝殿からは、かつての松本城主の思いを想像させられます。