神の宿る森
粟嶋神社は米子市彦名町にあります。
内浜産業道路沿いの丸々とした森の中です。
江戸時代までは中海に浮かぶ島だったらしく、山全体がご神体と言う神聖な森です。
御祭神は少彦名命です。一寸法師のモデルになったと言われる小さな神様です。彦名の地名は神様の名前からきてるんですね!
本殿は標高38mの丘の上にあり、187段の急な石段を登らなければなりません。
結構しんどいです。近隣学校の運動部はこの階段でトレーニングをするのが慣習です。
下から見上げると天に続くような階段です。
階段の上にひっそりと佇む本殿があり、裏にまわると中海の景色が一望できる展望台があります。
こちらから見る夕日は格別なんだとか。
また、伊勢神宮の方角、出雲大社の方角へ遥拝できる場所もあります。
一番興味深かったのが静の岩屋と言われる洞穴です。
人魚の肉を食べ、不老不死となった18歳の娘が800歳まで洞穴の中で過ごしたそうです。
そのため、延命長寿の守り神として祀られています。
数々の言い伝えの残る魅力的な神社です。