
神社好きの私にとって憧れの地・福岡県宗像市にあります、宗像大社の辺津宮に行ってきました。宗像大社は、本土にある辺津宮と本土から離れた「大島」にある中津宮、そして一般人は上陸できない神聖な島とされる沖ノ島にある沖津宮の三宮から成り、それぞれに神様が祀られています。この宗像三宮を含めた、「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群が世界遺産に登録されています。 宗像大社辺津宮に行くには、JR博多駅から鹿児島本線で「東郷駅」まで行き、バスで向かうか、博多・天神のバス停から高速バスで向かうルートがあり、私は高速バスで、博多市街地から約1時間で行きました。 バス停からはすぐに鳥居まで行けます。鳥居をくぐると、太鼓橋がまず目に入ります。橋の両脇には大きな池があります。行く時期によっては、季節の花で彩られて、とても華やかになるそうです。結婚式も随時行なわれているみたいで、私が行った時も、一組のご夫婦が結婚式のようで、境内で写真撮影をされていました。 太鼓橋を渡ると神門に到着します。個人的な感想になってしまいますが、門構えに何か威圧感を感じ、そこに神が宿っている、ということをここに来た人々に訴えかけているような雰囲気でした。 神門をくぐると、本殿と拝殿があります。国の重要文化財に指定されていて、拝殿は時の筑前国領主・小早川隆景が再建したとのことです。 また本殿は、安土桃山時代の初期によく見られた造りとのことです。 佇まいにとても威厳を感じ、ここでも神宿る島という神聖な雰囲気を醸し出しているようでした。 本殿・拝殿の脇に、高宮参道といわれる参道があり、奥まで進むと「高宮祭場」と呼ばれる場所があります。これは、宗像三女神が降臨した場所だと伝えられています。少し参道を戻ると第二宮・第三宮がありました。これはそれぞれ「ていにぐう」「ていさんぐう」と呼ぶそうです。 この宗像大社の辺津宮から中津宮のある「大島」には、バスで港まで行き、そこからフェリーで向かうことができます。大島からは天気が良ければ沖ノ島が見れるということですが、私が行ったときは残念ながら見れませんでした。辺津宮に行ったら、大島まで足を運んでみてはいかがでしょうか。