

田間神社(たまじんじゃ)は千葉県東金市にある、造化三神(ぞうかのさんしん)をお祀りする神社と言われているそうです。 造化三神とは、 ・天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ) この世界に最初に生まれた神で、「宇宙の中心に坐す神様」 ・高皇産霊神(たかみむすびのかみ) この世界に2番目に生まれた神で、「天照大神とともに高天原を取り仕切っている神様」 ・神皇産霊神(かみむすびのかみ) この世界に3番目に生まれた神で、「地上界の発展を手助けした神様」 と言われており、世界に最初に現れた三神で、天地創造の神とされているそうです。 あらゆるものを生み出す力があることから、その御神徳は実に広大無辺なものがあると言われています。 田間神社は、昔この地区にあった田間城から始まっています。 田間城は永正六年(1509年)に、土気城より移った酒井定隆によって築かれました。 その時の城内に第六天宮(後の田間神社元宮)を祀ったのがはじまりです。 しかし田間城はその後、天正十八年(1590年)に廃城となりました。 天正4年(1576年)「田間神社元宮」への参拝路が険悪なために現在の地に遷されたといわれています。 その後、享保年間(1716年〜1731年)に本殿を建立しました。 明治2年(1869年)太政官布告「神仏分離令」により神社名を「田間神社」とし祭神を造化の三神とし現在に至っています。 神社の正面「壱の鳥居」は県道沿いにあります。 鳥居を潜ると右側に「手水舎」があり、カエルの石像が親子?で並んでおり、子カエルの石像から水が流れております。 その先は長い階段を上って行きます。 階段の脇には「祓戸大神」もお祀りしてあります。 中段まで上ると、「弐の鳥居」があります。 その先さらに階段が続き、上りきると本殿にたどり着きます。 本殿の前には左右に狛犬の石像が並びます。 本殿の手前に「お神輿庫」があり、享保十七年に買い受けたとされるお神輿が保管されています。 このお神輿は隔年行事で行われる「神幸祭」で出されます。 神輿を担ぐ禰宜(ネギ)という役が代々同じ家に引き継がれているのが特徴です。 駐車場は正面「壱の鳥居」横にあるコミュニティー会館の建物横から入って行くとあります。 決まった年間行事や各種祈祷なども予約受付をしていて、地元の人々から信仰のある良い神社です。