福徳神社
福徳神社は東京都中央区日本橋室町にある神社で、福徳稲荷・芽吹稲荷とも呼ばれている。
アクセスは東京メトロ三越前駅から歩いて数分と良好であり、コレド室町の北隣に位置するため、買い物のついでなどに立ち寄りやすい立地である。
主祭神は稲荷の名前から分かる通り【ウカノミタマノミコト】。五穀主宰の神で、日本書紀においては【倉稲魂命】、古事記においては【宇迦之御魂神】とそれぞれ表記する。読みはそれぞれ【ウカノミタマノミコト】【ウカノミタマノカミ】と読む。
神号(神社の名前)にある『福徳』の由来は鎮座地である日本橋室町二丁目付近のかつての地名「武蔵国豊島郡福徳村(あるいは豊島郡野口村福徳)」と伝えられている。古くは『稲荷の祠』と呼ばれていたが、その村名をとって『福徳稲荷』と呼ばれた。
『芽吹稲荷』の神号の由緒は江戸幕府第二代将軍秀忠公が慶長19年(1614年)1月に参詣した際にクヌギの皮付き鳥居に春の若芽が萌え出たのをご覧になり名付けられたことであると伝えられている。
近年は、神号である『福徳』の縁起の良さや、江戸時代に「富くじ(今にある宝くじにあたるもの)」の興行を許された数少ない社寺の一社であることから、宝くじや舞台・コンサートなどのチケット抽選の当選に御利益があるとされ、それにまつわる御祈願・御祈祷やお守りを受領することができる。