

JR川崎駅から直結している大型ショッピングモール、ラゾーナ川崎の4階の屋上庭園に「ラゾーナ出雲大社」があることを知っている人はそう多くはないとおもいます。 ラゾーナ川崎の4階はグルメフロアーで多くの飲食店が円を描くようにぐるっとお店が並んでいます。 ぱっと見た感じでは神社がどこにあるのかはわからいと思いますし、夜になれば暗がりにひっそりと佇んでラゾーナ川崎を見守ってくれているそんな感じがします。 神社はエッグスンシングスの隣にあります。(と言っても少し距離はありますが。)小さな神社ですが、周りは綺麗に整備され、敷石が敷いてあり近づくと空気感が違うようにかんじました。 周りにはきちんと手入れをされた梅の木があり、冬を越し温かくなるころには梅の花が綺麗に咲くのが目に見えるようです。 また、小さいですがお賽銭箱も設置されています。願いの分だけお賽銭を入れることもできます。 そしてこの神社は、縁結びの神様として有名な島根県の出雲大社から1916年(大正5年)頃に分祀(ぶんし)されたものです。当時は東芝の前身である東京電気の川崎工場(後の東芝堀川町工場)の安全と繁栄を祈念して分祀されました。 2006年(平成18年)9月の「ラゾーナ川崎プラザ」完成を機に現在の地位に遷座され、この地を訪れる「人と人」「人と自然」の「緑・繋がり・絆」を見守っています。 また、この池の金魚は工場で飼われていたものを放流しています。 なお、工場は1908年(明治41年)に東京電気の川崎工場としてスタートし、以来1999年(平成11年)まで東芝の主力工場として、電球・蛍光ランプ・受信管・X線管・ブラウン管、半導体などさまざまな新製品、新技術を世の中に送り出してきました。 多くの人が訪れるショッピングモールを見渡し見守っている「ラゾーナ出雲大社」。是非、一度お参りに行かれてはいかがでしょうか。 以前は、イベント時に御朱印が配られたこともあったようです。