
先日、那須塩原に行った際に、黒磯神社に立ち寄ってみました。黒磯駅から歩いてすぐというアクセスの良さも魅力です。 この神社、明治35年(1902年)に、地元の旧家である渋井さんという方が寄贈して創建されたんだって。意外と新しい神社なんですね。那須野原に国道や鉄道が開通して、黒磯が交通の要所として発展していく中で、地域の安全と発展を願って作られたそうです。 ご祭神は、天照皇大御神(あまてらすおおみかみ)、大己貴神(おおなむちのかみ)、宇迦御魂神(うかのみたまのかみ)の三柱。天照皇大御神は太陽の神様、大己貴神は大国主命としても知られる国造りの神様、宇迦御魂神は五穀豊穣の神様ということで、家内安全、商売繁盛、病気平癒など、幅広いご利益があるようで、こちらにお参りすれば全部の御祈願が叶いそうです。 境内の雰囲気は、街中にあるにもかかわらず、とても落ち着いていて、心が安らぎます。木々に囲まれた静かな空間で、ゆっくりと参拝することができました。建物は、新しく綺麗に整備されている印象を受けました。特に目を引いたのは、県内では珍しい、四国阿波の移住者が祀る五角形の碑「地神さん」と、手足の神様として崇敬を集める両足尊と惶根尊の御神像です。ちょっと変わった形をしているので、見ているだけでも面白いですよ。 黒磯の街の発展を見守ってきた神社ということで、地元の人々にも大切にされているのが伝わってきました。黒磯駅周辺を散策する際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか!