

犬山市大字犬山字愛宕16にある愛宕神社は、名鉄犬山線犬山駅より徒歩5分程度で県道27号線(旧国道41号線)犬山市役所前交差点を南に向かって少し行くとファミリーレストランの手前に西へ行く細い道があり、そこを入った右手に位置します。この場所は、織田広近が1469年(文明元年)に築いた木ノ下城がありましたが、1537年(天文6年)に織田信康が犬山城を現在ある木曽川沿いの地に築城し拠点を移したことにより廃城となりました。その後、1606年(慶長11年)に愛宕山長泉寺延命院が建てられ将軍地蔵を祭られていたそうですが、明治時代になり神仏分離によってお寺が廃されたことにより現在の愛宕神社となったようです。道路沿いには木ノ下城があったことを示す木ノ下城跡と書かれた石碑が建てられています。現在、境内には鳥居や拝殿は勿論あり参拝される方もいますが、樹齢が推定300年の大きなクスノキがあり、その下には遊具も設置されており子供の遊び場にもなっています。駅から近いこともあり、電車の待ち時間にちょっと訪れてみるのもいいかなと思います。