見どころも多く、歴史を感じられます♪
蓮台寺(れんだいじ)は、常滑市小倉町の、幹線道路から1本入ったところにあります。時宗(鎌倉時代に一遍(いっぺん)(1239年〜1289年)によって開かれた浄土系の仏教宗派)の寺院で、山号を小倉山と称します。本尊は阿弥陀如来で、1314年に三河・知多の守護であった一色道秀によって開創されたと伝えられています。
蓮台寺は、戦国時代の歴史に深く関わる寺院です。特に、浅井三姉妹の一人であるお江(崇源院)ゆかりの地として知られています。1584年、お江は大野城主・佐治一成に嫁ぎましたが、その年の末に一成が豊臣秀吉の命により大野城を追放されると、お江は一時的に蓮台寺に身を寄せたと伝えられています。その後、お江は豊臣秀勝、さらに徳川秀忠と再婚し、徳川将軍家の確立に大きく貢献しました。
見どころとしては、次のようなものがあります。
?衣掛の松:境内には、お江が羽織を掛けたとされる「衣掛の松」があります。この松は、歴史の証人として訪れる人々に当時の情景を偲ばせます。
?初代大野城主・佐治宗貞の墓所:蓮台寺には、初代大野城主である佐治駿河守宗貞の墓所があり、地域の歴史を感じることができます。
また、蓮台寺の周辺には、以下のような観光スポットがあります
?三光院:蓮台寺と同じく歴史ある寺院で、徒歩圏内に位置しています。
?宝蔵寺:地域の歴史や文化を感じられる寺院で、訪れる価値があります。
?大草城跡:歴史的な城跡で、散策しながら歴史を学ぶことができます。
蓮台寺へのアクセスは、名鉄常滑線「大野町駅」から徒歩約10分と便利な立地にあります。また、周辺には駐車場も完備されており、車での訪問も可能なので利用しやすいですね。
蓮台寺は、歴史的背景と文化的価値を持つ寺院であり、お江ゆかりの地としても知られています。境内の衣掛の松や佐治宗貞の墓所など、見どころも多く、歴史愛好家や観光客にとって魅力的なスポットです。常滑市を訪れる際には、ぜひ蓮台寺に足を運び、その歴史と静寂を感じてみてくださいね。