見所満載
京都市東山区にある臨済宗建仁寺派の寺院です。
アクセスは、市バスの「東山安井」で下車後、徒歩でおよそ5分で到着します。
京阪本線の「祇園四条」駅下車後、徒歩でおよそ7分で到着します。
車の場合は、すぐ隣の有料駐車場を利用すると便利です。
拝観料が600円、中高生が300円、子供が200円で見学することができます。
このお寺は敷地がとても広く、建物も雄大な印象を受けました。
お庭も隅々まで掃除が行き届いており、心がおだやかになります。
私が訪れた際に印象的だったのが、「風神雷神図屏風」です。
俵屋宗達の晩年の最高傑作とも言われるもので、本物は京都国立博物館に寄託されたようですが、高精細複製作品の屏風画が展示されています。
「綴プロジェクト」というもので、カラーマッチングなど、色も忠実に再現されておりとても力を入れて複製したことが、ビデオで説明されていました。
他にも、法堂の天井に描かれた「双龍図」です。
建仁寺創建800年を記念して2002年に小泉淳作画伯が完成したものとのことです。2匹の龍が描かれています。
比較的、最近になって描かれたものなのですが、驚くべきは圧倒的な大きさとデザイン性ですね。
京都の観光雑誌にも、双龍図の写真は掲載しているので何となくいイメージは持っていましたが、いざ実物を見た時の迫力は忘れられません。
この双龍図は縦が11.4メートル、横が15.7メートルという大きさにも関わらず、絵のバランスなどが見事で、どれだけでも見ていられるくらい素晴らしいです。
このお寺には様々な奉納品があります。
1993年に内閣総理大臣に就任された細川護煕さんの「瀟湘八景図(しょうしょうはっけいず)襖絵」という、水墨画のような襖絵も飾られています。
他には、「舟出 / 凪」という、染色作家の鳥羽美花さんの襖絵も見事です。
青色や水色などの色がとても鮮やかで印象に残る作品です。
建物に庭に作品に見所満載の寺院でした。
ぜひ一度訪れてみてください。
とてもおすすめの施設です!