風神雷神図と写経体験!
京都市東山区にある臨済宗建仁寺派大本山の寺院です。
建仁寺は10の門と14の寺院で成り立っていて、国宝作品を数多く有しているので見どころが満載でした。
とにかく、敷地が広大!
ゆっくり拝観すると半日はかかるかもしれません。
私のお目当ては2020年東京オリンピック、パラリンピックの記念硬貨のデザインに採用された事で注目され、歴史の教科書でも見たことのある「風神雷神図屏風」でした。
建仁寺で初めて知ったのですが、建仁寺にある風神雷神図屏風は俵屋宗達が描いたとされるもので、後の時代にも影響を与えて、何人もの絵師が模写しているそうです。建仁寺に展示されていたのはレプリカでしたが、(本物は京都国立博物館に寄贈されたそうです。)金屏風の左端と右端にに描かれていた風神雷神は迫力がありました。でも良く見るとユーモラスな顔立ちで少し笑っているようにも感じました。
さらに、方丈にある石庭にも感動しました。
1940年に造られた枯山水庭園で中国の百丈山の眺めを模して造られた石庭です。百丈山の別名が大雄山なので、「大雄苑」と呼ばれています。
敷き詰められた白い石は、太陽の光で眩しく綺麗に光っていました。
拝観客の全員がおしゃべりもせずにじっくりとお庭を眺めているので、聞こえるのは風の音と少しの足音だけ。
本当に時間が止まったような感覚を覚える場所でした。
そして、建仁寺では座禅体験と写経体験もできます。
私は予約なしでも参加出来る写経を体験してきました。本坊の売店で受付をしています。約1時間、般若心経を書き写す修行です。
私の他にも5人の方が参加していました。写経をしたのは初めてでしたが、紙にはうっすらと般若心経が書いてあり、なぞるだけだったので難しくはありませんでした。筆ペンは普段あまり使わないので、書けるか不安でしたがすぐに慣れました。無心で文字を書き終わった後は頭がスッキリして、達成感で胸がいっぱいになりました。
今度は座禅体験を予約して体験しに行きたいと思います。