神のつかい
奈良県奈良市の親戚の家に行った時に春日大社に行って来ました。
春日大社は、世界遺産古都奈良の文化財にも登録されている由緒のある神社です。境内ではたくさんの鹿たちが歩いてます。その昔、武神として崇敬される武甕槌命(たけみかづちのみこと)が、御蓋山の頂上に降り立ったのが始まりとされています。この時武甕槌命が鹿島から白鹿に乗って来たと伝わるため、この地の鹿は神の使いとして扱われるようになりました。 奈良の時代には、平安時代まで栄華を誇った貴族・藤原氏が春日大社を信仰し、鹿に会った時にはわざわざ輿から降りて頭を下げたというエピソードも残っています。 戦国の世になり、新たな支配層となった武家からも、武芸向上や勝負運のご利益を求めて崇敬されました。その人気は徐々に庶民にも広がっていき、現在では全国に約3000もの春日神社があります。今回訪れたこの春日大社は約1000社の春日神社の総本社なります。 境内には四つの本殿があります。それぞれ「武甕槌命」「経津主命(ふつぬしのみこと)」「天児屋根命(あめのこやねのみこと)」「比売神(ひめがみ)」の四柱が祀られています。